経済


産業

グルジアと言えば、ワイン、ビール、ミネラルヴォーターというイメージがあるかもしれませんが、グルジアはコーカサス地域で有数の農業国です。国全体が山がちなので,小麦やトウモロコシなどの作物は,西部のイメレティ (Imereti) 地方が中心です。これらの小麦粉からグルジアの美味しいパンが作られます。
グルジアのでは5000種の植物が成長し、約14%がコーカサス固有種、また9%がグルジア固有種であり、そのうちコムギ、オオムギ、ライムギ、ナシ、チェリー、ブドウの多様な種類があります。
山がちで乾燥している東部では,ブドウ栽培が有名です。ブドウはワインになり、グルジア人の生活に欠かせないものとなっています。また、シーズンになると、リンゴ、もも、プラム、ネクタリン(グルジア中部)イチジク、チェリー、桑の実、アプリコット(グルジア東部)など様々な種類の果物が作られます。
グルジアと言えば農業というイメージが浮かびますが、工業も盛んです。西部には鉄鋼場、化学工場、レンガ工場、セメント工場などがあります。
国内で供給する電力は水力発電のみです。グルジアは水力発電のポテンシャルでノルウェーについで第2番目の国であり、グルジアの電力は隣の国々に輸出されています。

貿易

グルジア経済は伝統的に、鉱石、ワイン、ミネラルウォーター、果物、ナッツの生産を中心としてきました。ソビエト時代には黒海沿岸は有数の保養地になり、観光地としても発展し、ソヴィエト国内から多くの人々が、コーカサスの山や黒海のリゾート地を訪れ観光業も盛んでした。しかし、ソヴィエト連邦崩壊後は、内戦が起こり、工場は崩壊し、インフレも起こり経済が不安定になりました。
最近、ミヘイル・サーカシビリ(Mikheil Saakshvili) 政権誕生後は海外からの投資やアゼルバイジャンから伸びるパイプラインのおかげで景気が徐々に上向きになっています。

主要輸出品目
くず鉄、鉱石、ワイン、ミネラルウォーター、柑橘類、クルミ、ヘゼルナッツ

主要輸出相手国
トルコ、アゼルバイジャン、アルメニア、トルクメニスタン、ブルガリア、ウクライナ、イングランド、カナダ、米国

主要輸入品目
燃料、自動車、電気機器、電気製品、医薬

主要輸入相手国
トルコ、アゼルバイジャン、ロシア、ウクライナ、ブルガリア、ドイツ、米国

グルジアはアゼルバイジャンにとって原油と天然ガスの輸出ルートです。バクー・トビリシ・ジェイハンパイプライン (BTC Pipeline)及び並走する南コーカサスパイプライン(South Caucasus Pipeline)を通って大量の原油がトルコ地中海沿岸に達し欧州へ輸出されます。また、グルジアへの原油供給パイプラインには他にバクー・スプサ パイプライン(Baku -Supsa Pipeline)があり、スプサにはアゼルバイジャンが黒海から輸出する基地があります。
自国内で供給できるエネルギーは水力発電のみで、天然ガスや石油を含むエネルギーの大部分はアゼルバイジャンから輸入します。